Roaster Profile
堀口珈琲
Horiguchi Coffee
東京(世田谷・新宿ほか)
1990年創業。日本のスペシャルティコーヒー文化の礎を築いたパイオニア。産地への直接訪問・農家との長期的関係を重視。コーヒーの抽出理論・焙煎理論を体系化した著書でも知られる。バランスの取れた中煎り〜中深煎りが得意。
焙煎
中〜深煎り
オンライン販売
あり
産地数
5 産地
タグ
扱う産地
Editorial
このロースターの読み方
堀口珈琲は丸山珈琲と並ぶ日本スペシャルティコーヒーの礎を築いた一軒で、1990 年に東京・世田谷で創業しました。代表の堀口俊英氏は、産地への直接訪問・農家との長期的関係・「美味しさ」を言語化する科学的アプローチを業界に持ち込み、著書『新版コーヒーのテイスティング』『コーヒーの科学』などはバリスタ・カフェ経営者の必読書として広く読まれています。
理論と現場の両輪
堀口珈琲の特徴は、職人的な感覚に頼るだけでなく、品質を「言葉」と「数値」で説明しようとする姿勢にあります。pH・Brix・カッピングスコアといった指標、そして 8 つの香味要素を分解的に評価するメソッドが社内で共有され、外部にも体系化されたコーヒー教育として発信されています。「美味しい」を「なぜ美味しいか」に置き換えるアプローチは、SCAJ 認定資格制度の発展にも大きな影響を与えました。
中煎り〜中深煎りで素材を引き出す
roast_style は medium で、産地のキャラクターを保ちつつボディと甘さを最大化する中煎り〜中深煎りが軸です。浅すぎず深すぎない焙煎は「日常的に飲み続けられるバランス」の代表格で、毎日の 1 杯を支えるエスタブリッシュメントとしての信頼感が強い。エチオピア・ケニア・コロンビア・グアテマラ・インドネシアなど、産地ごとに代表的なロットを安定的に揃えているのも長く親しまれる理由です。
バランス重視のブレンド設計
看板商品である定番ブレンド (No.1〜No.9 系列) は、産地役割を明確に組み合わせた完成度の高い設計で、ブレンド設計の教科書のようなラインアップです。シングルオリジンの個性派が増えた現代でも、「ベースに何を、アクセントに何を」というブレンドの本来の文法を理解するうえで、これらの定番を一度味わっておく価値は高いと言えます。
おすすめの淹れ方
ペーパードリップ (V60 または Kalita Wave) で湯温 90〜92℃、粉量に対して湯量 15 倍が基本。「読み比べ」を目的とするなら、同じレシピでエチオピア・ケニア・コロンビアを 3 杯並べると、堀口珈琲がカッピングで重視する香味の差分を体験できます。
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丸山珈琲
長野・東京・神奈川
1991年創業。COE(カップ・オブ・エクセレンス)のジャパン代表審査員も務める日本スペシャルティコーヒーの先駆け。農園直接取引(ダイレクトトレード)を積極的に行い、エチオピア・コロンビア・グアテマラなど世界各地の最高品質の豆を扱う。
Light Up Coffee
東京(吉祥寺・新宿)
浅煎りシングルオリジンに特化した東京の人気ロースター。エチオピアやケニアのフルーティで明るい酸味を活かした焙煎が特徴。豆の購入体験をシンプルで楽しいものにすることにこだわり、テイスティングノートが丁寧に記載されている。
Glitch Coffee & Roasters
東京(神保町・赤坂)
超浅煎りのスペシャルティコーヒーで知られる東京のロースター。エチオピアのゲイシャやナチュラルプロセスなど、個性の強いロットを積極的にセレクト。コーヒーをワインのように楽しむ文化を提案している。
ONIBUS COFFEE
東京(奥沢・中目黒・浅草ほか)
ポルトガル語で「みんなのバス」を意味する名前の通り、コーヒーをより多くの人に届けることを理念とする。アフリカ産豆を得意とし、エチオピア・ルワンダなどのフルーティな豆を丁寧に焙煎。農家との継続的な関係を大切にしている。