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§ 産地
世界のコーヒー産地を、大陸・フレーバー・品種・標高から横断的に。気になる一杯の輪郭を、ここから手繰り寄せてください。
01Brazil世界最大のコーヒー生産国。機械化された大規模農園が多く、安定供給が強み。エスプレッソのベースとして世界中で使われる。
世界第2位の生産国でロブスタの最大産地。インスタントコーヒーや缶コーヒーの原料として大量に使われる。
03Colombia年間を通じて収穫でき、安定した品質が魅力。FNC(コロンビアコーヒー生産者連合)が品質管理を行う。
06Honduras2011年以降に急成長し、中米最大の輸出国へ。IHCAFE(ホンジュラスコーヒー協会)が品質向上を推進。インフラ整備が課題だが、スペシャルティ市場での評価が高まっている。
09Peru南米有数の有機コーヒー産地。アンデス山脈の高標高地帯で栽培される。小農家中心の生産体制でフェアトレードとの親和性が高い。
10Guatemala火山性土壌と多様な微気候が複雑な風味を生む。ANACAFÉが品質管理を担う。
13Nicaragua中米で最大の国土を持ち、コーヒー産地も広大。小農家が多くフェアトレードと相性がよい。近年スペシャルティコーヒー産地として急速に注目度が高まっている。
14Costa Rica1988年にロブスタ栽培を法律で禁止した唯一の国。ハニープロセスの発祥地として知られ、水洗工場(ベネフィシオ)の技術が高い。
20Tanzaniaキリマンジャロ山麓の産地が有名。ピーベリー(丸豆)が多く取れることでも知られる。コーヒーはタンザニアの重要な輸出品目。
25El Salvador中米で最も小さい国だが、国土の約1/3がコーヒー栽培に適した高地。ブルボン種が多く、火山性土壌が独特の甘みを生む。内戦後の復興でスペシャルティ市場に台頭。
かつて南米有数のコーヒー輸出国。アンデス西部の高地で栽培され、伝統的に「マラカイボ」型として知られた。政情・経済の影響で生産は縮小したが、まろやかで甘く低めの酸という個性は健在。
18世紀には世界のコーヒーの過半を産した歴史的大産地。今は小規模だが、在来のティピカを森の木陰で育てる伝統が残り、まろやかで低酸の「ハイチアン・ブルー」として知られる。
34Philippinesアラビカ・ロブスタに加え、世界的に希少な「リベリカ種(バラコ)」を産する珍しい国。ベンゲット州など高地のアラビカから、低地のロブスタまで幅広い。かつての主要生産国で、近年は復興と高品質化が進む。
シャン州を中心に近年スペシャルティとして注目される新興産地。標高の高い高地アラビカは、クリーンでフルーティ。国際支援による品質向上で評価が上昇中。
1970年代には世界第4位を誇ったロブスタの歴史的大産地。内戦で壊滅したが、近年は再生の取り組みが進む。北部の力強いロブスタと、高地の少量アラビカ。
44Puerto Ricoカリブの歴史的高級産地。中西部の山地で栽培され、「ヤウコ・セレクト」として知られた銘柄を産する。生産量は少ないが、まろやかでバランスのよい上品な風味。
50Bolivia南米の隠れた高品質産地。標高 1,500〜2,200m のユンガス地方を中心に、小規模農家・有機栽培が主体。生産量は少ないが Cup of Excellence で高評価。輸出インフラが課題。
阿里山(アリシャン)に代表される高地スペシャルティの新興産地。生産量はごく少量だが、丁寧な栽培と精製で国際品評会でも高評価。クリーンで繊細、紅茶のような甘さが特徴。
ヒマラヤ山麓の高地で栽培される新興産地。生産量はごく少量だが、有機栽培が中心で、標高を生かしたクリーンで明るい風味。
北部高原を中心とする東南部アフリカの新興スペシャルティ産地。大規模農園と小農が混在し、クリーンで明るい酸とベリーの甘さが評価される。
東部高地(チピンゲ/ホンデ渓谷)で良質なアラビカを産する。かつて「Code 53」のAAが珍重された。生産は縮小したが、明るくワインのような酸の銘柄が復興しつつある。
詳しい解説のある144地域を国別にまとめました。気になる地域から味わいの特徴を読めます。